漫画大好き、まるをです
世の中には数多くの漫画家さんがいらっしゃいますが、その中でもヒット作を生み出せるのはほんの一握り
ましてやプロの漫画家として一生食べていくとなると、絶えず人気作品を制作・継続させていかなければなりません
そんな実力主義の業界において、もしコミックスが100冊を超える作品を生み出せていたら
それは紛れもなく、最強の天才漫画と言っていいのではないかと思います
そこで今回は、単一作家によるコミックス総巻数が多い順にランキングを作成しましたので、発表していきたいと思います
総巻数についてのルールについては…
このような感じになります
なお総巻数の部分に『約』と付けているものは情報が不足している為、おおよその数を表しているものとご理解ください
それでは行ってみましょう~
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第10位 福本伸行
名前 | 福本伸行(ふくもとのぶゆき) |
生年月日 | 1958年12月10日 |
活動期間 | 1980年~ |
総巻数 | 約214巻 |
代表作 | アカギ 銀と金 カイジシリーズ |
第10位は福本伸行先生
『カイジ』や『アカギ』といったギャンブル漫画の第一人者
特に麻雀に関する作品が多く、上記以外にも多くの麻雀作品を描いています
全作品に共通して深い心理描写、そして数多くの名言・表現があり、カイジで見られる『ざわっ』という効果音(?)はあまりにも有名
カイジシリーズではその人気の高さから『トネガワ』や『ハンチョウ』といったキャラクターのスピンオフ作品も出ています(福本先生は監修のみ)
ちなみに福本先生自身も麻雀を打てるそうで、しかもめちゃ強いらしい
第9位 秋本治
名前 | 秋本治(あきもとおさむ) |
生年月日 | 1952年12月11日 |
活動期間 | 1976年~ |
総巻数 | 221巻 |
代表作 | こちら葛飾区亀有公園前派出所 |
第9位は秋本治先生
デビュー作で自身の代表作、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』は数々の賞を受賞、ギネス認定(2016年)されるなど、ジャンプを代表する作品の一つとなりました
こち亀の作者として有名ですが、『Mr.clice』や『BLACK TIGER』といった連載作品もあり
ちなみにこち亀は正式に完結発表があったものの、2021年には新作エピソードが掲載されるなど、まだまだ巻数が増える可能性がありそう
第8位 嶺岸信明
名前 | 嶺岸信明(みねぎししんめい) |
生年月日 | 1959年6月15日 |
活動期間 | 1983年~ |
総巻数 | 約249巻 |
代表作 | 天牌 女医レイカ |
第8位は嶺岸信明先生
来賀友志先生とのタッグで描かれる『天牌』は100巻を超える長寿作品であり、麻雀漫画の代表格の一つ
麻雀作品が多い印象ですが、『ルーズ戦記 オールドボーイ』や『女医レイカ』といったヒット作もあります
基本的に作画専門であり、ほぼ全ての作品が原作者付き
今なお連載中の天牌に更なる記録更新を期待したいものの、天牌外伝が完結するなど終わりが近いという噂も
第7位 植田まさし
名前 | 植田まさし(うえだまさし) |
生年月日 | 1947年5月27日 |
活動期間 | 1971年~ |
総巻数 | 約252巻 |
代表作 | フリテンくん コボちゃん かりあげクン |
第7位は植田まさし先生
『コボちゃん』『かりあげクン』といった日本を代表する国民的4コマ漫画の作者
特に読売新聞で長期連載されている『コボちゃん』は、日本の全国紙の4コマ漫画で初めてカラー化し、アニメ化も果たしています
還暦をすぎても月60本以上の4コマ漫画作品を描くなど、長期にわたり精力的な活動を続けていることから『4コマ漫画の巨匠』と呼ばれているそう
今後も更なる連載継続が期待されます
第6位 広兼憲史
名前 | 弘兼憲史(ひろかねけんし) |
生年月日 | 1947年9月9日 |
活動期間 | 1974年~ |
総巻数 | 約255巻 |
代表作 | 島耕作シリーズ 人間交差点 -HUMAN SCRAMBLE- 黄昏流星群 |
第6位は弘兼憲史先生
『島耕作シリーズ』『黄昏流星群』が有名で、同作は現在も連載が続いています
大手企業でサラリーマンをしていた経歴があり、その経験が作品のリアリティにも繋がっています
漫画以外でも、中高年向けに老後や死を意識した生き方を助言する本を多く出版
漫画家以外にも松下政経塾評議員、山口芸術短期大学デザイン・アート学科の特別講師の肩書もあります
第5位 本宮ひろ志
名前 | 本宮ひろ志(もとみやひろし) |
生年月日 | 1947年6月25日 |
活動期間 | 1965年~ |
総巻数 | 約260巻 |
代表作 | サラリーマン金太郎 |
第5位は本宮ひろ志先生
代表作の『サラリーマン金太郎』はシリーズ累計で3000万部を突破する大人気作品
創刊初期の『週刊少年ジャンプ』を支えた功労者であり、創刊年より連載を開始した『男一匹ガキ大将』から、40歳を迎える年まで連載された『赤龍王』まで、週刊連載作品11作という少年ジャンプ歴代最多記録を持つ
なお作品の多くが完結しており、現在の連載作品は一つのみ。年齢的なことを考えると、これが最後の作品になるかもしれません
第4位 ジョージ秋山
名前 | ジョージ秋山(ジョージ秋山) |
生年月日 | 1943年4月27日 |
活動期間 | 1965年~2017年 |
総巻数 | 約330巻 |
代表作 | 浮浪雲 アシュラ ピンクのカーテン |
第4位はジョージ秋山先生
昭和から平成にかけて活躍された漫画家で、2020年5月に亡くなられています
作品数が非常に多く、そんな中でも代表作の『浮浪雲』は全112巻の大作となりました
また同じく代表作の『アシュラ』は有害図書指定され社会問題に発展し、大きな注目を浴びると共に自身最大の問題作となったことも
2021年5月に発売された『漫画家本 ジョージ秋山本』では、鬼才と呼ばれた先生の全てが一冊にまとめられています
第3位 手塚治虫
名前 | 手塚治虫(てづかおさむ) |
生年月日 | 1928年11月3日 |
活動期間 | 1946年~1988年 |
総巻数 | 400巻 |
代表作 | 鉄腕アトム ブラックジャック 火の鳥 |
第3位は手塚治虫先生
言わずと知れた『マンガの神様』であり、『鉄腕アトム』や『ジャングル大帝』といった作品はあまりにも有名
また医師免許を取得しており、代表作の一つである『ブラックジャック』のリアリティに存分に反映されている
非常に多くの作品を世に生み出しており、『手塚治虫漫画全集』によるとその巻数は全400巻
これが手塚先生の生涯における全ての巻数かは定かではないが、トップクラスの巻数であることに間違いは無いでしょう
第2位 石ノ森章太郎
名前 | 石ノ森章太郎(いしのもりしょうたろう) |
生年月日 | 1938年1月25日 |
活動期間 | 1954年~1998年 |
総巻数 | 500巻 |
代表作 | サイボーグ009 仮面ライダー 人造人間キカイダー |
第2位は石ノ森章太郎先生
『サイボーグ009』を初めとする数多くの作品を生み出し、『漫画の王様』『漫画の帝王』とも評されました
昭和30年~40年代にかけて漫画の世界で新しい手法の開発者としてとくに目立った存在であり、その作風は後世への大きな影響を与えました
『石ノ森章太郎萬画大全集』によると、その巻数は全500巻
『手塚治虫漫画大全集』を抜き、2008年にはギネス世界記録において『世界一多作な漫画家』に認定されました
1位 水島新司
名前 | 水島新司(みずしましんじ) |
生年月日 | 1939年4月10日 |
活動期間 | 1958年~2020年 |
総巻数 | 約556巻 |
代表作 | 野球狂の詩 ドカベン あぶさん |
そして第1位は水島新司先生
『ドカベン』や『あぶさん』といった国民的野球漫画の生みの親
大の野球好きとして知られ、ほぼ全ての作品が野球漫画であり、長編作品の『ドカベン』『あぶさん』の二つだけでも合わせて300巻近くに上る
2005年4月には紫綬褒章受章、2014年11月に旭日小綬章受章
多くの作品と受賞を携え、2020年12月1日に63年間の漫画家生活から引退をされました
引退までの時点で週刊少年誌に連載する漫画家としては、現役最長老として今も記録を保持し続けています
おまけ さいとう・たかを
名前 | さいとう・たかを |
生年月日 | 1936年11月3日 |
活動期間 | 1955年~2021年 |
総巻数 | 約571巻 |
代表作 | 鬼平犯科帳 ゴルゴ13 サバイバル |
おまけとして紹介するのは、さいとう・たかを先生
代表作の『ゴルゴ13』は単一漫画シリーズとしては世界一となる202巻を数え、2021年7月にギネス世界記録に認定されました
また同じく代表作の『鬼平犯科帳』も112巻と、この二作品だけで300巻越えを果たしています
総巻数を見ると1位の水島先生を越えていますが、さいとう先生は自身が設立した『さいとう・プロダクション』にて分業体制を敷いており、
各作品が『完全分業体制で描かれたもの』なのか、それとも『さいとう先生が執筆の中心であり各スタッフはアシスタントの立ち位置』だったのか
その判別をすることが不可能であり、今回は『おまけ枠』として紹介させて頂きました
しかしどちらにしろ偉大な漫画家であったことに変わりはなく、死後もなお作品継続が続けられるシステムを構築したその功績は、延々と称えられるべきものでしょう
まとめ
100巻越えの漫画家TOP10を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか
というか100巻どころか全員200巻越えてましたね。漫画家って凄い
よく100巻超えてる単一作品を紹介する記事は見かけますが、こういった内容のものはあまりないかと思うので、多少は参考になったかと思います
もし『○○先生の方がコミックス多いよ!』
みたいな意見があれば是非教えて頂けたら幸いです。爆速で直しますので
以上、まるをでした
それではっ
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