これは僕がある小説サイトで執筆したものを追加・リメイクし、再掲載したものです
ほぼ黒歴史なんですが、個人的には結構オモシロイと思うので、よかったら見てやってください
なお個人的には、下の方が見えないように一行読んだらスクロールし、また一行読むとした方が楽しめると思います
それではどうぞ
新設・桃太郎
第一話 おばあさん、桃に出会う
昔々のお話です
あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました
おじいさんは山へ虎狩りに
おばあさんは川に流れに行きました(ウォータースライダーの如く)
おばあさんが川で流れていると、川の上の方から、どんぶらこっこ~どんぶらこっこ~と
戦闘力53万の桃が流れてきました
桃は言いました。というか喋るのか
『ほっほっほ、私の戦闘力は53万ですよ。あなたを葬って差し上げましょう』
おばあさんは言いました
『カモーン!キル!ユー!!』
おばあさんは自由の国出身でした
こうしておばあさんVSフリーz桃の戦いが切って落とされました
【次回、おばあさんVSフリーザ的な桃】
第二話 おばあさん、桃とバトる
おばあさんVS桃…まず先制を仕掛けたのは桃です
『ザーボンさんドドリアさん、やってしまいなさい!!』
桃が割れ、呼ばれて飛び出てジャジャジャジャーンのザーボン&ドドリア
間髪入れず、二人はおばあさんに襲い掛かります
しかしおばあさんは慌てず、静かにこう言いました…
『oh、ジイサンヤ、メシハマダカイ?』
外人ババアはボケていました
絶体絶命のおばあさん。しかし次の瞬間、バチっと音が鳴り閃光が走ったかと思うと、ザーボンとドドリアはその場に倒れ込んでいました
驚きの表情を見せるフリーザ。もとい桃。
そんな桃を見て、おばあさんは言いました
『クリリンノコトデスヨ…』
いや、何が?
桃は言いました
『何を言っているか分かりませんが、あなたは強者のようですね。私がお相手して差し上げましょう』
静かに対峙するおばあさんと桃
二人は見合ったまま動きません
そう、それは付き合いたての高校生カップルがマックでドリンクを飲みながら互いを想い、見つめ合っているかの如く
おばあさんと桃は互いを強者と認識し、次の一手をどう攻めるか思案しているのです
それは静かだがとても激しい、心の攻めぎ合いです
なお非常に高次元の戦いを繰り広げている様相ですが、
客観的にはおばあさんと桃が見つめ合っているという謎の構図であることをお忘れなきよう
まぁそれはともかく、話を続けましょう
見つめ合う二人の強者、その時間は永遠に続くとも思える静寂
しかし雲に隠れた太陽が顔を出した刹那、その静寂は一瞬にして解き放たれます
おばあさんと桃は、ほぼ同時に仕掛けたのです!
第三話 おばあさん、覚醒
拳を交えるおばあさんと桃
両者は瞬時に思いました
『こいつ…強い!』
二人の実力は全くの互角…戦いは決着がつかず、三日三晩続きました
ちなみにこの戦い、『桃河原の死闘』は後世へと語り継がれる名勝負となるのですが、それはまた別のお話…
話を戻しますが、死闘を繰り広げること四日目の朝、おばあさんは突然動けなくなってしまいました
何故かというと、おばあさんはアンビリカルケーブル無しには三日間しか動けないという体質(?)の持ち主だったのです
つまりそう…おばあさん、活動限界です
それを見た桃は言いました
『どうやらここまでのようですね。このまま止めを刺してあげましょう』
おばあさん絶体絶命。しかしまだ、おばあさんの中の人は諦めていませんでした
『動け動け動け動け動け動け!今動かなきゃ、何にもならないんだ!だから…動いてよっ!!』
完全にシンジ君いてる
そして恐らく、おばあさんは初号機的な何か
その言葉に呼応するかのようにおばあさんは眼を光らせ、咆哮のような雄叫びを上げます
そうです。おばあさん、再起動
限界を超え、おばあさん…いえ、オヴァさんは覚醒したのです
その姿を見た桃は言いました
『その姿…まさかあなたが伝説の、スーパーサイヤオヴァ!?』
なんか混じった
桃は続けて言います
『こうなれば私も全力を超えてあなたを葬って差し上げますよ!勝負です!』
覚醒したおばあさん…そして全身全霊の桃…二人の戦いは、遂に決着の時を迎える!次回、死闘の決着!
この次も、みーんなで見てね♪
第四話 俺の屍を越えてゆけ
交差する拳、流れる血、飛び散る汗、という名のババアの汁
繰り返される激闘の末、最後に立っていたのは、一人の老婆
そうです。長きに渡る死闘の末、辛くも勝利を収めたのはおばあさんでした
桃は息も絶え絶えに言います
『この私を倒すとは…お見事です。最後に、あなたの名前を聞かせてもらえますか?』
その問いに、おばあさんは答えます
『クリリンノ…コトデスヨ』
だから何が?
こうして激闘を終えたおばあさんは、桃を倒すことに成功しました
そしておばあさんは、帰路に着こうと服を着始めました
ええ、全裸でしたとも。流れてましたから
しかしおばあさんは気づきます。川の上流から、再びどんぶらこっこ~どんぶらこっこ~と流れてくる物に…
おばあさんは履きかけていた介護用オムツを脱ぎ捨て、再び戦闘態勢を取ります
しかしおばあさんは気付きました。それは桃ではなく、おばあちゃんのよく知っているものだったのです
そう、上流から流れてきたもの…それは、おじいさんでした
『ジ…ジジィー!!』
ジジイに叫ぶババア
なんとおじいさんは、息も絶え絶えの状態で流れてきたのです
おばあさんが急いで川から引き上げると、おじいさんの身体には、獣にやられたような沢山のひっかき傷がついていました
おじいさんは瀕死の状態で言いました
『バアサンヤ…メシハマダカイ?』
こいつもボケてました
そしてこうも言いました
『マングースニ…ヤラレタヨ』
虎かと思いきやマングース
そんなおじいさんに、おばあさんは言いました
『トコロデ、クリリンッテダレダッケ?』
いや知らんのかい
こうして桃とおじいさんは死に、おばあさんだけが桃河原に吹く冷たい風をその身に浴びて立ち尽くしていました
おばあさんの明日はどっちだ
そして恐らく現れないであろう桃太郎
この話に未来はあるのか?
それはまるをにも分からない
進めおばあさん!次は多分鬼ヶ島だ!
第一部 完
まとめ
これ多分桃太郎じゃない
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