実家でカメムシと死闘を繰り広げた時の話

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ハンバーグが大好き、まるをです

いやね、何だかんだでゴールデンウィークに3連休とれたんで、実家に帰ったんですよ。嫁と子供を連れて

僕の実家までは車で2時間弱くらいの所にあるんですが、はっきり言ってなかなかの田舎です

スタンの故郷のリーネ村くらいの田舎といえば伝わるだろうか(知らん人は結構な田舎だと思って下さい)

で、田舎だから当然とかいっぱい出るわけ

しかも実家はボロいので、家の中にもまあまあのエンカウント率で虫が出現します

今日はそんな虫の出る実家の話…

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わくさの恐怖

田舎あるあるといえば虫が多い。

そんな風に思っていませんか?


その通りです。多いです


地域によって出現する虫は違うと思いますが、僕の実家ではわくさが大量に出現していました

ちなみにわくさとはカメムシのことです。僕の地域では何故かそう呼んでいました(わ、くさっ!と思わず言ってしまうからかもさもありなん)

しかも大きさは全長1~2㎝クラス。これはカメムシとしてはまあまあデカいです

進撃の巨人でいうなら10~15m級と言っていいでしょう

想像してほしい。10~15m級の巨人が、家の中のどこかに常に潜んでいるという状況を


もう恐怖。恐怖ですよ


まあカメムシからすれば『巨人はお前らの方だろ!』って話ですが

でもね、実家で暮らしていた頃はそこまで恐怖を感じていなかったんですよ

だって年中出るんだもん。生まれた時からそんな環境にいるなら誰だって慣れるでしょ(嫌いは嫌いだけど)

ただ実家から離れてわくさが出ない地域に住むようになって、わくさの存在とか怖さとか忘れちゃうわけですよ

そして年2回くらい実家に帰るんですが、まるをはその度に思い出します


奴らに支配されていた恐怖を(デデデデッデッデーデデイェーガー)

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実家にいるのに気が休まらない

まあそれでもね、自分一人で実家に帰るならまだいいんですよ。僕が恐怖に耐えればいいだけだから

問題は嫁さんです

うちの嫁は超がつくほど虫が嫌い

蚊を潰すのも躊躇するレベルです

だから当然の如く僕の実家に行くのを嫌がります

そりゃそうだ。虫が嫌いなのにわざわざ虫がいる場所に行きたいわけがない

ただまだ子供が小さいので僕と子供だけで実家に帰るわけにもいかず、しぶしぶ嫁もついてきてくれてます

そこは本当に申し訳ないと思ってます

ただね…


すっげぇ気ぃ遣う


嫁からすれば行きたくないとこに行ってるわけで、うちの親に気を遣ってるわけで、

僕が嫁放置で好き勝手してると、必然的にストレスが溜まっていくわけで

そうなると後が怖いわけで

つまり嫁さんの機嫌を損ねないように気を配らなきゃいけないわけです


まあ疲れるよね


うちの嫁さん神経質なんで、常にアンテナ張ってないと後で喧嘩になっちゃうんですよ(去年はそれでやらかした)

実家から帰ると、緊張の糸が切れるのか疲労感ハンパないです

ただね、もうね、こーゆーのはしょうがないことだと思ってます

結婚すると自分たちだけじゃなくて、親とか兄弟とか色んな親族との関わりが増えたりするわけです

僕だって嫁の実家に行く時は少なからず気を遣ってるし、お互い様なんだと思います

結婚て結構めんどくさい

無限ハンバーグ

まあそんなんで下手な旅行より疲れるんですが、メリットも勿論あります


  1. それなりに遠出するのでプチ旅行として楽しめる
  2. 子供を親に見せれる
  3. 実家のご飯が食べられる


まず実家まで行く道中にそれなりに見たり寄ったりできる建物があるので、旅行気分を楽しめる

そしてやはり子供を見せられるのは大きいですね

僕は男三兄弟の次男坊なんですが、兄貴も弟もまだ結婚していません

なので親からすると、うちの子供が初めての孫になるわけです

やっぱり連れて行くと親は凄く喜びます

それだけでも行く意味はありますよね

そして個人的には3が一番でかい

別にね、嫁のご飯に満足してないわけじゃないのよ

ただ実家のご飯ってやっぱり特別で、それを食べることで『あ~帰って来たわ~』って感じになります

帰る前にご飯のリクエストをすれば母が作ってくれるんですが、僕はほぼ毎回ハンバーグを頼みます

みんな好きでしょ?ハンバーグ

僕は母の作るハンバーグが大好きです!

普段の夕飯は茶碗1杯分しかご飯を食べないんですが、ハンバーグの時は3杯は食べます

うちは男三兄弟だったからか、母は毎回大量のハンバーグを作ります

大皿いっぱいに乗せられたハンバーグが出てくると全員で一斉に食べ、無くなる頃に再び焼きあがった新たなハンバーグが追加され、それを食べ終わる頃に新たなハンバーグが…の繰り返し

僕はこれを無限ハンバーグと呼んでいます(無限拳(パンチ)的な)

なんか家庭によってはハンバーグは一人一つしか出て来ないらしいですね

足りんやろ!そんなん!って思う

進撃のわくさ

戦いの序章

わくさの話に戻るけど、あいつら何の前触れもなく突然現れるのね

奴ら光に集まる習性がある(てか飛行する虫って結構そうか)ので、特に夜!電気をつけると出現しやすくなります

しかも春は温かくなる時期

やつらは気温の低い時期は動きが鈍くなるものの、温かくなると途端に活発になる!

その日の気温は低かったのだが、むしろ寒いので暖房を入れていた


お分かりだろうか?


部屋が暖かく、電気の光がある。やつらの出現しやすい条件が整ってしまったのだ

そしてその時はすぐに訪れた

どこからともなく現れた『それ』は、電気に向かって円を描くように飛び交ったのだ


『いやああぁあぁぁぁああああぁっっっっーーー!!』


叫ぶ嫁(多少?誇張してます)

恐らく1匹ならそこまで嫁も驚かなかっただろう

やつらは2匹、ほぼ同時に現れたのだ


駆逐してぇ!1匹残らず駆逐してぇー!!』


嫁がそう言ったかは定かではないが、僕は2匹のわくさを相手に戦うことを決意したのだった

その時の我々とやつら

居間の電気を中心に、絶えず飛行を続けるわくさ

妻は既にキッチンの方に退避している

普段はものぐさなのに、こういった緊急時の動きはWi-Fiかよってくらい速い


『パパ!むしむし!むしむしとんでる!』


興奮する娘。


そしてオカンはキッチンで挽肉をこねながら娘の楽しそうな姿を温かい目で見ている


いや、今そんな微笑ましい状況じゃねーから


そんな状況下で、僕はわくさが動きを止める瞬間を冷静に待っていた

想像してほしい。

冒頭で巨人に例えたやつらが、縦横無尽に部屋の中を飛び回る…


もう完全に立体機動装置着けてる。無敵かよ


しかしやつらは電気にしか興味がない。アホだ

そして一体のわくさが降下し、コタツの上に止まった


『今だ!!』


そう思った僕は、既に右手に装備していた【それ】を持ち直し、わくさに向けて接近したのだった

そしてここは居間だ!ダジャレだ!

最強ウェポン

対わくさ戦において、最も有効といわれる最強の武器

賢明な読者ならもうお分かりだろう…


そう、『ガムテープ』


わくさの出る地域のどのご家庭にも必須とされるアイテム、ガムテープ

僕は15㎝程に切ったガムテープの端と端を両手で持ち、それをわくさの上に覆いかぶさるように張り付ける!

…成功だ。わくさは見事に張り付いた


『パパすごい!むしむしとった!』


興奮する娘。


後の処理は簡単だ。臭いにおいを発する前に、手早く包んで捨てるだけ

ちなみにガムテープをひっくり返すと、張り付いたわくさの裏側がはっきり見える


足がわちゃわちゃしていた。キモイ


僕はガムテープでわくさを包み、ゴミ箱へ捨てた

残るはあと1匹

最後の戦いが、始まろうとしていた

死闘の決着

残る1匹のわくさは飛行を続けていた

僕は再び待った。止まったところをガムテープで捕縛するために


だがわくさは止まらない。なんかずっと飛び続けている


こいつ疲労とかないんか?電気が?電気がお前をそうさせるのか?

色々疑問が沸くが、このままでは埒が明かない

叩き落すしかない。僕はそう決心した

近くにあったハガキを手に取り、わくさの動きを見ながら叩き落すタイミングを計る

わくさ討伐については多くを経験した僕も、飛行するわくさを叩き落すのはいつも緊張してしまう

やつらは結構速く飛ぶからだ。うっかり手に触れようものなら、


『うわっ、キモッ!』ってなる


ちなみにその頃の嫁はキッチンでオカンと談笑していた。おい、お前。

とにかく僕はわくさに集中するため、やつの動きに注意深くタイミングを合わせる

そして次の瞬間、僕は持っていたハガキを素早く振った!


だが外した!


しかしこれを機に何度もハガキを振るう!


だが外した!だが外した!だが外した!


全然当たらない!

なにこいつリヴァイか!?兵長なんか!?


しかしよく考えたらハガキでは小さいことに気づく!アホだ

僕はハガキから新聞紙に持ち替え、再度わくさに向けて素早く振るう!

普通に当たった!部屋の端に飛ばされるわくさ


『パパ~アンパンマンみる~』


飽きる娘。


そしておとなしく止まったわくさにガムテープを被せ、ゴミ箱に捨てたのだった…

まとめ

わくさは強いよ

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まるろぐ日和。

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