漫画大好き。まるをです
漫画の連載というのは、一般人が思う以上にハードな仕事である
みたいな話は結構よく聞きます
ゼロから作品を生み出し、多大な労力の下に連載を続ける漫画家さん達の苦労は我々には計りかねますが、大変な仕事をしているということだけは理解できます
そんな漫画家さんの中には順調に連載をし続ける方もいれば、休載を余儀なくされてしまった方も残念ながらいます
今日はそんな休載が多い漫画家さんで、『これ下手したら完結しないんじゃね?』と思われる漫画家さんを何人か紹介していきたいと思います
それでは早速行ってみましょー
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前川たけし(鉄拳チンミ)
長らく講談社の漫画雑誌で活躍を続ける漫画家
代表作『鉄拳チンミシリーズ』は外伝も含めて85巻を超える巻数が出ています
100巻到達も視野に入っている状況ですが、現在連載中の『鉄拳チンミ Legends』は休載状態になっています
具体的な休載理由は明かされておらず、2021年9月に休載ツイートがあってから、特に音沙汰なし
公式発表の無いまま1年を超える長期休載となっているので、体調面が非常に心配されます
矢沢あい(NANA-ナナ-)
少女漫画誌を専門として活躍する女性漫画家
代表作の『NANA-ナナ-』は歌手の中島美嘉さんが主演で実写映画化したことで話題となり、人気を博しました
そんなNANAですが、2009年の8月号より休載が続いています
理由は矢沢あい先生が病気のためとのこと
10年以上が経った今でも休載が続き、詳細な情報が出ていないことからも再開の期待は薄そうです
岩明均(ヒストリエ)
残虐的な表現とテーマの深い内容を描くことのできる漫画家
その最たる例である『寄生獣』は全10巻という巻数ながら、アニメ化・実写映画化と至り現在でも高い評価を得ています
現在『ヒストリエ』という歴史漫画を連載していますが、休載も頻繁に見られ本人も遅筆を自覚しているように進行速度がかなり遅め
しかも実在する人物(エウメネス)の生涯を描いた作品であるが、史実では不明点が多くいくらでも話が展開できそうなので、下手したら相当長く続く可能性も考えられます
そうなると完結まで長い年月が掛かるかもしれません
萩原一至(BASTARD!! -暗黒の破壊神-)
緻密な画風と官能的な表現が特徴的な漫画家
代表作の『BASTARD!!-暗黒の破壊神-』は、内容は知らずとも一度はタイトルを耳にしたことがあるのではないでしょうか
ぶっちゃけ僕も読んだことはありません。ですがこの漫画が週刊少年ジャンプで連載されていた当時、たまたま見たことがあるんですが、その時物凄い衝撃を受けました
子供ながらに思ったよね。これ子供が見ちゃダメなやつだ
とりあえず意味も分からず背後を警戒しながら見てました(見てるんかい)
それはともかく、連載当初から遅筆が目立ち、現在は完全に連載がストップしています
掲載の目途も経っていないので、気長に待つしかありません
広江礼威(BLACK LAGOON)
漫画活動の他、書籍やゲーム表紙のイラスト業も手がける漫画家
代表作の『BLACK LAGOON』は、外国映画さながらのど派手なガンアクションと高い表現力で、単行本10巻の時点で累計700万部を越える大人気作品となっています
しかし3年に渡る長期休載が2度もあり、単行本も未だ12巻止まり
このペースで行くと3、4年のペースでしか単行本が出ないので、完結まで果てしない道のりとなる予感
下手すると未完のまま終わるんじゃないかとすら思えます
井上雄彦(バガボンド)
写実感のある表現に優れる漫画家であり、あのバスケ漫画の金字塔である『SLAM DUNK』の作者
現在は車いすバスケを題材とした『リアル』と、かの有名な剣豪・宮本武蔵が主人公の『バガボンド』の二つを連載しています
休載のイメージは薄いかもしれませんが、2作品共に長期的な休載期間が取られ、進行が遅々として進まない状態にあります
とはいえ作者の頭の中に構想はあるようなので、今後の情報を楽しみに待ちましょう
なお井上先生についてはこちらの記事でも紹介しています
日向武史(あひるの空)
あまり取り上げられないものの、実はかなりの頻度で休載を繰り返している漫画家
ちなみに僕が勝手に決めている休載四天王の一人です
代表作の『あひるの空』は何気に50巻を超える単行本が出ており、週刊少年マガジンの中ではかなりの長寿漫画となっています
リアルな高校バスケを題材としており、ありがちな劇的勝利みたいな展開は多くなく、結構な頻度で試合に負けたりもします
逆に言えばそれらが全て成長の布石であり、現行の試合では強豪相手にも引けをとらない実力を身に着け、着実に勝利を重ねています
その試合内容の濃密さから執筆に影響が出ていると思われ、誌面では『作者急病により休載』の言葉を頻繁に見かけます
最近では全くと言っていいほど誌面に登場しておらず、作者のTwitterなどでも動きが見られません(アニメで色々あった影響かも?)
このまま長期的な休載が続いていくことが予想されます
三浦健太郎(ベルセルク)
作画・内容共に非常に高いクオリティを誇る天才漫画家
代表作の『ベルセルク』は日本を代表するダークファンタジーに上げられます
そんなベルセルクですがヤングアニマルにて不定期連載中であり、中々に話が進んでいきません
終わる見通しも経っていないようで、下手したら自分が死ぬまでに完結まで描ききれないかもと作者が語っている程
ビックリするくらい面白い漫画なので完結させて欲しいですが、あまりの作業量の多さに過労を訴えているそうなので、体調面での心配が尽きません
ちなみに休載四天王の一人
追記:2021年5月6日、急性大動脈解離にて死去されました。恐れていたことが現実に…
しかし親友で漫画家の森恒二先生とスタッフの方々により、2022年6月24日発売のヤングアニマル13号から連載再開されることが発表されました
ガッツの冒険はまだまだ終わらない
木多康昭(喧嘩商売)
僕自身、様々な漫画紹介で取り上げている超問題児な漫画家。そして休載四天王の一人
その攻め過ぎた内容から、度々各方面で苦情を受けている
にも関わらず全く懲りない剛の者
内容に問題があるのはもちろん、休載についても常連であり、現在連載中の喧嘩稼業も頻繁に休載を繰り返しています
作品にこだわりがあるのは見て取れますが、年単位の休載とか平気でやりかねない人物なので、なんとか真面目に描いて欲しいものです
木多先生の隠れた名作・喧嘩商売についてはこちらでも紹介しています
冨樫義博(HUNTER×HUNTER)
休載漫画家と言ったらまずこの人が浮かぶであろう、休載四天王のボス的存在
代表作のHUNTER×HUNTERは休載と再開を一定のスパンで繰り返している状態です
その話題性の大きさから、ジャンプ誌面で再開が告知されるとヤフーニュースに取り上げられることもしばしば
他の漫画を差し置いてここまで休載事情に関して注目される理由は、ハンターハンターの作品としてのクオリティの高さがハンパないからです
面白過ぎる故、作者も週刊連載ペースでは作品を継続的に仕上げられていないんですね
特に最近の内容はもはや小説かってくらい文字数がエグく伏線も張りまくりなので、再開にも時間が掛かるかも
それでも数年ということはなく掲載してくれると思う。多分。きっと…だったらいいなー
まとめ
休載の多い漫画家について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか
こうして見るとどの漫画家さんも、休載している作品に対して非常に高いクオリティと奥深い設定にしているのが見て取れます
恐らくこだわりが強いがため納期に間に合わせることができず、結果遅筆・体調不良等になっていしまっているのだと感じます
妥協しない作品作りを心掛けていることは本当に素晴らしいことだと思います
ただね、早く続き読みたい
これが読者としての本音です
無理はして欲しくない。けどなるべく早く書いて欲しい
そんな風に思う、今日この頃
まあそんな感じです
以上、まるをでした
それではっ
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