漫画大好き、まるをです
この世には日本の歴史上の人物にスポットを当てた漫画が数多く存在します
代表的なところでは、織田信長、豊臣秀吉、坂本龍馬、沖田総司、土方歳三などでしょうか
主人公に据えなくても、物語の中の登場人物の一人として登場することも多いですよね
しかしそんな歴史上の人物を題材にした作品において、この度異色の作品が週刊少年ジャンプより誕生しました
それがタイトルにも挙げている『逃げ上手の若君』という作品です
それではいってみましょ~
基本情報
まずは作品の基本情報です
作品名 :逃げ上手の若君
作者 :松井優征
ジャンル:歴史
出版社 :集英社
掲載誌 :週刊少年ジャンプ
発表期間:2021年2月8日~
巻数 :既刊6巻(2022年6月現在)
こんな感じ
僕の超個人的な見解による10段階評価を項目別に表すと…
- ストーリー性 … 【7】
- 画力 … 【5】
- 見やすさ … 【7】
- 独創性 … 【8】
- キャラクター … 【9】
このような感じ
松井先生特有のキャラクターの尖りっぷりが、相変わらず色濃く出ています
作者について
逃げ上手の若君の作者は松井優征先生
『魔人探偵脳噛ネウロ』『暗殺教室』を経て今回で三作目となります
簡単なプロフィールについて載せておきます
名前 :松井優征(まついゆうせい)
性別 :男
生年月日:1979年1月31日
活動期間:2004年~
代表作 :『魔人探偵脳噛ネウロ』
『暗殺教室』
『逃げ上手の若君』
作品の魅力
それでは逃げ上手の若君がどうして面白いのか
その魅力について説明していきたいと思います
なお物語の内容に触れる関係上、若干のネタバレになることをご了承ください
まずはのあらすじについて見ていきましょう
【あらすじ】
時は1333年、鎌倉幕府の後継者である少年・北条時行は、武士としての取り柄を持っておらず、武芸の稽古からも逃げ続ける日々を送っていた。しかし、後醍醐天皇と内通した御家人・足利高氏(のち尊氏)の突然の謀反により、鎌倉幕府は滅亡する。故郷も家族も全て失い、一人生き残った時行は信濃国の神官・諏訪頼重に保護される。頼重は未来が見えると言い、時行が「2年後に天を揺るがす英雄となる」と予言する。時行は誰よりも逃げ隠れ、生き延びる才能に秀でていた。潔く死ぬことが名誉とされた時代において、自らに降りかかる過酷な運命を「逃げ」で切り開いていく英雄譚が始まった。
今作は松井先生にとって三作目に当たりますが、歴史作品というのは今回が初
そもそも『魔人探偵脳噛ネウロ』や『暗殺教室』は人外を主人公に据えるフィクション性の高い作品でしたが、
『逃げ上手の若君』は完全なるノンフィクション作品
実在した歴史上の人物が題材で人外も出て来ない(化け物みたいな人間は出るが)という、これまでとは一線を画すものとなっています
そういった意味でも異例ですが、ジャンプ作品として見てもまた異例
そもそもジャンプで成功を治めた歴史ものというのはほとんどない
ぱっと思いつくところでは、るろうに剣心、花の慶次、封神演義…
2000年代以降では、ほぼ皆無と言っていいくらいです
つまりそれだけジャンプで歴史ものを成功させるのは難しいということ
それは編集部においても周知の事実でしょう
しかもこの作品の主人公は、戦国時代の英傑などではなく、北条時行
恐らく多くの人が
いやそいつ誰やねん
と思うはず
そのくらい漫画で扱うにはかなりマイナーな人物であり、ジャンプというか漫画史においても史上初かと思われます
つまり漫画界全体で見ても異例の作品なのです
そんな異例尽くしの作品なので連載当初から注目を集めましたが、どんな作品だろうとつまらなければ簡単に終わるのが漫画というもの
並の漫画家ならこの題材を人気作品にするのは、正直難しいでしょう
前置きが長くなりましたが、何故『逃げ上手の若君』が人気作品となったのか
その魅力・理由について解説していきたいと思います
この作品の魅力を端的に言ってしまえば
- 斬新さと計算された設定
- 個性的過ぎるキャラクター
この二つかと思います
では詳しく見ていきましょう
上記で説明した通り、この作品は北条時行というマイナー人物を主人公に、彼の生涯を辿っていく歴史もの
題材の目新しさは勿論、その描き方にも斬新さが見受けられます
特に注目すべきは、タイトルにもなっている『逃げ上手』という点
この作品では、北条時行という人物を逃げるのが上手いという風に描いています
ちなみに『逃げるのが上手い』というのは、逃走したり攻撃を避けたりと、鬼ごっこ的な意味合いです
これは戦が常の歴史ものにおいては全くの逆を行く描き方であり、設定としてはかなり異色
何故なら世界観的に『逃走=敗走』だからです。あり得ない設定ですよね
しかし時行はこの逃げを上手く活用しながら戦闘を展開、独自の戦い方で敵を倒す、或いは上手く状況を躱していきます
主人公やその仲間達を子供にしているのもいいですね
逃げるという行為に説得力が出るし、美少年は人気も出る(暗殺教室の渚しかり)
その辺も計算されてますよね
この時代の逆を行く設定とそれを生かした独自の描き方。これこそがこの作品の肝であり、斬新な世界観を形成しているといえるでしょう
そして作品をより面白くしているのが、個性が強すぎるキャラクター達
松井先生と言えばキャラクターのアクの強さが有名ですが、この作品でも敵味方問わずまあ個性が凄い
もはや説明不要ですね?基本的に皆ぶっ飛んでる
このキャラの強さはネウロの頃から既に発揮されており、松井先生特有のセンスで作られています
松井先生が生んだ代表的なイカれキャラ、DOS(ドーピングコンソメスープ)の人
これは物語の早期に出て来る犯人キャラの一人に過ぎませんが、登場時のインパクトが凄すぎて当時めちゃくちゃ話題になりました
ドーピングで検索しようとすると、未だにDOSが候補の上位に出てくるよ。とんでもないね
この強キャラ達は例えノンフィクションだろうとお構いなしに生まれ続けており、作品を面白くする重要なファクターとなっています
そして盛大におちゃらけたかと思うと、次の場面ではシリアスなやり取りを展開する
この躍動するキャラクター達こそ、逃げ上手の若君の真骨頂と言えます
無料で読むには
逃げ上手の若君を無料で全巻読む方法はありません
が、可能な限り読むのであれば、コミック.jpに登録するのがおすすめ
コミック.jpでは…
- 国内最大級13万冊以上の品揃え
- 貯めたポイントは姉妹サイトmusic.jpでも使える
- 30日間無料でお試し利用できる
- このサイト経由で1200円分の無料ポイントが貰える
このような特典があり、特にこのサイト経由で貰える1200円分の無料ポイントは無料トライアル期間でも貰うことが可能
無料期間が30日間と長く、かつ1200円分ものポイントが貰えるサイトというのは中々ありません
この無料ポイントを利用すれば、コミックス2巻まで無料で読むことが可能です
現状ではコミックス2巻相当まで無料で読めるアプリ・サイトは僕の調べた限りでは無いので、これが最も多く読める方法だと思います
ちなみにその後登録解除してしまえば、一切お金はかかりませんのでご安心を
多少の手間はかかりますが、『絶対に無料で読みたい!』と考えているなら是非利用してみてください
まとめ
逃げ上手の若君の紹介については以上となります
この人気の高さからして、近い将来アニメ化はまず間違いないでしょう
マイナー武将故に展開も読めないので、これからますます楽しみですね
興味のある方は、先ほどのコミック.jpの無料期間などを利用し、是非一度読んでみて下さい
以上、まるをでした
それではっ
コメント